BiND9ユーザーが、わざわざBiNDクラウドを使うメリットって何?

BiND9がいよいよ発売になりました! 今回のバージョンでは、これまでの機能バージョンアップとは一味違い、BiNDクラウドがセットで使えるようになっています(1年間の利用ライセンスを提供)。しかも、PCで作成したサイトとクラウドとのデータのやりとりはシームレスになっています!

パッケージ版BiND愛用者のみなさんからは、たびたび「BiNDクラウドっていまひとつ取っつきにくい」「わざわざクラウドを使うメリットがわからない」という声もお聞きします。そこで、今回は、クラウドを使うメリットをご紹介します。慣れてしまうと、これが便利なんですよ!!

BiNDクラウドとBiND9でデータを行き来できる!

BiNDシリーズには、PCへインストールしローカル環境で使用するパッケージ版のBiND for WebLiFEと、ブラウザ上からログインして使用するBiNDクラウドがありますが、これまでは、クラウドで作ったデータをローカルソフトのBiNDに入れて編集することができませんでした。ですから、BiNDのパッケージを基本で使いたいならクラウドを契約するという選択肢はありませんでした。

しかし、今回、大幅な互換機能の向上によりBiNDクラウドのサイトデータとBiND9のサイトデータを相互にやりとりできるようになり、さらに同期機能「BiND Box」を使うことで1つのサイトを両方の環境で編集できるようになりました。

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クラウドでも、ローカルでも、最新の更新データをBiND Boxを通して共有。同期機能により両環境で同じように使えます。

BiND9ユーザーはBiNDクラウドのプロコースが利用可

さらに今バージョンでは、すべてのBiND9に、BiNDクラウドのプロコース相当 1年間利用ライセンスが付属します。つまり、今までBiNDクラウドでしか使えなかった、主なサーバー機能が丸ごと1年使えるということ。計算上は29,760円相当を追加課金なしで利用できるようになります。(ちなみに、BiNDクラウドのプロコースを契約した方にはBiND9に相当するローカルソフトBiNDクライアントが今後は付属することになりましたので、どちらのBiNDを選んでも両方の環境が使えます。)

BiNDクラウドの1年のライセンス利用期間は、BiND9を製品登録したときに開始され、1年後にそのまま契約を続けるかどうか選択できます。1年間、自分にクラウドが必要かどうかを試す期間があるのですね。

クラウドとローカルでデータを同期する設定はとても簡単

BiND9をインストールし製品登録をする際に、digitalstage IDとBiNDクラウドで利用する際のサイトURLを入力することで、すでに自動的にクラウド利用の設定が完了しています(BiNDクラウドのdigitalstage IDが設定されます)。BiND9が起動可能になったときには、BiNDクラウドが利用できる状態になっています。

次に、サイトデータの同期を設定すれば、データのシームレスなやりとりが可能になります。この設定は、いままでのDropBox連携とほぼ同じイメージです。

以下にポイントとなる手順を紹介しましょう。まず、BiND9の環境設定から同期機能「BiND Box」の利用をオンにします。BiNDクラウドのコースを多数契約してる場合には、「連携中のコース」に複数のコースが表示されるので、どのコースと紐づけるかを設定します。

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続いて、同期したいサイトのサイトエディタを開き、ウィンドウ左上の「メニュー」→「環境設定」で、開く設定の「このサイト」タブで、「このサイトをBiND Boxに同期する」をチェックしましょう。

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設定ができたら、bindcloud.jpにアクセスして、同期したデータがマイサイトに入っているか見てみましょう。

これで、ローカルのBiND9で編集した内容がBiNDクラウドにも同期され、オンライン上でも同じサイトを編集できるようになります。あなたのdigitalstage IDでBiNDクラウドにログインすれば、データが同期されているはずです。

 

このように、BiND Boxを使えば、手元にBiNDの入ったPCがなくてもブラウザからBiNDにログインしていつでもサイトの編集ができるようになります。また、万が一、普段使ってるPが壊れてサイトデータが消えてしまっても、BiNDクラウドにログインすればサイトデータは最新のものが常に残っています。サイトデータのバックアップ先としても使えて優秀です。

BiNDクラウドなので、BiNDのサーバー機能などフルに利用できる!

さて設定の話が長くなりましたが、BiNDクラウドを使うメリットをもうひとつあげましょう。

BiNDクラウドでは、ショッピングカートやフォームなど、小さなショップやSOHOでも高度な機能を負担なく使えるよう、無料解放してきた経緯があります。ただし、これらを無料で利用できるコースでは機能制限があるため、本格的にショップを運営したり、フォームをカスタマイズしたい方には物足りなさが生じます。

その点、BiND9の1年ライセンスの利用中は、商品数やフォームの数・デザインなどフル機能が使えます。また、FONTSPLUSが提供する美しい日本語書体の「Webフォント」がすべて利用可能です。

(※なおBiND9からは、Webフォント(ただしGoogleフォントなど、FONTSPLUS以外のWebフォントに限ります)、ショッピングカート、高機能フォームといったBiNDの拡張機能を、BiNDサーバー・BiNDクラウド以外の一般のプロバイダーの公開サーバでも使えるようになりました。他サーバーを利用されているユーザーの方も、ぜひお試しください!)

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参考:スマートフォンにも対応する美しいデザインのショップカート機能「BiND Cart」を見る

クラウドのあるWeb制作環境をはじめよう

BiND9では、CMS機能が追加されたことにより、スマートフォンからのコンテンツ更新に対応。よりスピーディにサイトの運営が可能になりました。これに慣れてくると、きっと「ここもいますぐ更新できたらな」これまでは更新に関わっていなかったほかの担当者が「自分で直接更新したい」といったニーズも出てくるでしょう。

クラウド運用のメリットは、Webを取り巻く制作環境に変化が生まれるところにあります。ソフトを使える人だけがすべて行わなければならなかったサイトの運用を、ソフトが使えない初心者やその他のスタッフとも分業が可能になるのです。それこそが、かけがえのないメリットですね。

そして、意外と盲点なのがクラウドにはアップデートの手間が要らないという点。アップデータを当てる時間や再起動の手間など、その都度、意外とストレスがかかるもの。クラウドでは起動すれば最新版なので無意識で大丈夫です。さらにBiNDクラウドは機能が追加されていくため、パッケージのように買い足さなくても最新の機能を利用し続けられるのもメリット。

いまのサイト運営がもっと便利になるBiND9+BiNDクラウドの合わせ技、ぜひみなさんもお試しください。

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  • POINT

  • BiND9とBiNDクラウドはデータの行き来ができ、同期できる
  • BiNDクラウドをサイトデータのバックアップ先と考えるのも一つ
  • クラウドと連携すれば、BiNDカートなどサーバー機能もフルで利用可能になる

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